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◇	進学サポーター 〜励ましのポイント〜


 不登校について、臨床心理学者の河合隼雄氏は「たった2%の差がそれ(不登校)を決めている」と指摘しています。

 不登校の子どもたちは学校に「行きたくない」のではなく、心の底では「行きたい」と思っています。
 氏の指摘のように、学校へ「行きたい」という気持ちが1%多ければ結果は登校。「行きたくない」という気持ちが1%多ければ、結果は不登校になります。
 その「1%」を動かすのに大事な点は、家族が決して焦らないこと。そして、時を逃さずキッカケをつくってあげることです。
 一般的にも、不登校、いじめ、問題行動などは、なによりも早期発見・早期対応が大事です。
 
 

 次に、世代別の接し方へのアドバイスをさせていただきます。

 小学生の時は、学習面や生活面において、基本的なことを身につけておくことです。特に、生活面では「早寝・早起き・朝ご飯」の生活リズムを整えることが重要です。
 「あいさつの励行」も大事なことです。人は声を掛けられると温かみを感じます。逆に、何も言われないと冷たさを感じます。
 まずは、自らが心を開いて声を掛け、心の交流をしていただきたいと思います。そして、愛情いっぱいに、かかわってください。
 思春期である中学・高校の世代は、第2反抗期ともいわれ、自己主張が強い半面、自分だけが特別な立場になることを、必ずしも喜びません。
 大人に対して、ぞんざいな態度をとったり、目立つ服装で自己主張したりします。そうなったら、大人への芽生えが始まった時ととらえ、いったん「受け止めてあげる」ことが大切です。
 また、この時期の子どもたちは、自分のことを言いたがらない傾向があります。したがって、子どものサインを見逃さないことが大事です。

 
 

 保護者の方には、いつも「人材育成パラシュート論」について、話をさせていただいています。
 パラシュートは、何本もひもが付いているので、2、3本切れて、多少揺らいだとしても、目的地の近いところに着地できます。これは、多くの人間関係を築いていくことの大切さを表した比喩です。
 その意味で、未来部担当者の方の存在が大変、重要になってきます。
 担当者の皆さんの応援で、パラシュートの太いひもが何本も増えることになると思います。
 子どもは、親や教師など、力関係のある相手には、なかなか本音を言わないものです。そうした緊張の関係にない未来部担当者は貴重な存在なのです。
 11年前、当時、小学6年生の息子が、少年部の責任者の方に連れられて、初めて衛星中継行事に参加しました。それは、5・5「創価学会後継者の日」を記念する会合でした。  帰宅した息子に、初めて池田先生を目にした感動を聞きました。
 すると、「池田先生が言ってたよ。広宣流布のために学会活動を頑張る人が一番偉い人なんだって。パパも学会活動を頑張らないと偉い人になれないよ」と指導されてしまいました。
 池田先生は、ユーモアの中にも、子どもたちに分かりやすく、大事なことをキチッと指導されていることに、大感動し、感謝の思いでいっぱいになりました。

 
 

 さて、3月から4月にかけて、進学・進級の大事な時期になります。
 ぜひ、親子でよく語り合い、新年度に向けて、目標を決め、意欲が増すようなかかわりを、お願いします。
 そこで「ファミリー懇談会」をお勧めします。日を決め、家族全員で食事をするなど、楽しい語らいのひとときをもちたいものです
 子どものことは分かっているつもりでも、これまで知り得なかった成長の姿を発見することがあります。また、お父さん、お母さんの気持ちも、お子さんの心に伝わっていくと思います。

 ご多忙だと思いますが、ぜひ、親子の語らいに努めてください。
 
<バックナンバー>
第1回:受験生に接する時に気をつけたいこと 西浦昭雄(未来部教育部長)
第2回:不合格になった受験生に対する接し方 美山尚文(総千葉未来部教育 部長)
第3回:推薦入試制度について 阿久津伸広(総神奈川未来部教育部長)
第4回:進路を考えるにあたって 西浦昭雄(未来部教育部長)
第5回:奨学金について 石橋博道(第二総東京未来部教育部長)
第6回:夏休みの受験生への接し方 小林和紀(副高等部長)
 
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